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【静岡・清水は缶詰の町】缶詰料理王が語る、缶詰の魅力と歴史、そして清水の名メーカーたち

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清水は"缶詰の聖地"だった



先日、静岡・清水にあるエスパルスドリームプラザで開催された「缶詰まつり」に行ってきました。

 

清水といえば、そう!「ちびまる子ちゃん」で有名なさくらももこ先生の出身地で、

清水は漫画やアニメの舞台の地です。

 

そんな「ちびまる子ちゃん」のほかにも日本を代表するものがあります。

それは”缶詰”です。

 

 

港町・清水がなぜ“缶詰の町”と呼ばれるのか

清水にはなんと缶詰メーカーが10社もあります。

とくにツナ缶は、国内のシェア97%。

みなさんが食べている国内のツナ缶は、ほぼ静岡で作られていると言っても過言ではないようですね。

静岡県の清水港周辺は、缶詰の町です。

 

その始まりは昭和初期。

地元でたくさん獲れるビンナガマグロを無駄にせず保存するため、油漬けの缶詰づくりが研究されたのがきっかけと言われています。

それが輸出先のアメリカでも高く評価され、清水では次々と缶詰メーカーが誕生しました。

 

いまでも清水はツナ缶で有名で"缶詰の町"として知られています。

缶詰の技術と文化を受け継ぐ企業が多く集まっています。

 

 

 

 

静岡・清水の代表的な缶詰メーカーの紹介

そんな缶詰まつりに出店していた静岡の缶詰メーカーの一部を、おまつりの様子とともに紹介していきます。

 

ホテイフーズ|やきとり缶で広がる様々な味わい

ホテイフーズさんといえば、ヤキヤキ親父のキャラクターでお馴染みの『やきとり』缶が有名です。

 

 

スーパーの缶詰コーナーで見たことがあるよという方や、実際に召し上がったことのある方も多いはず。

『やきとり』缶を中心に、とても多くの種類の缶詰を展開されています。

 

『やきとり』缶だけでも、たれ味・塩味・うま辛味・ガーリックペッパー味・塩レモン味・柚子こしょう味・アヒージョ・チーズダッカルビ味や企業コラボした缶詰もあり、そのラインナップは圧巻です。

 

また『やきとり』缶以外も、貝類や魚肉缶詰、ゆであずきなどの農産缶詰などもあります。

 

ホテイフーズさんのホームページはこちら

ホテイフーズHP

 

缶詰料理王のオススメ缶詰

僕は料理人でフレンチシェフなので、トリュフ味の『やきとり』缶はどうしても外せません。これは白ワイン片手にいただくのが好きです。

このままでも美味しいですし、茹でたじゃがいもに混ぜても美味しいです。

 

いろいろなやきとりの味を食べたいときには、こちらがオススメです。

こんな味わいがあるんだと食べ比べする宅飲み、いいですねぇ。

 

ホテイフーズさんとは定期的にレシピ開発でお仕事させていただいております。

www.hoteifoods.co.jp

 

伊藤食品|鯖缶ブームを支える、静岡生まれの実力派

この鯖缶のインパクト!

あいこちゃんで有名な缶詰メーカー、伊藤食品さん。

とくに今回の【缶詰まつり】の伊藤食品さんのブースでは、さば缶の魅力を全面に感じられるほどインパクト大でした!

美味しい缶詰をこども達に食べさせたい。こんな思いからこの商品が生まれました。美味しくて安心。私たちのモットーです。

と、缶詰のラベルに記載があるほど、美味しさだけでなく安心であることも大切にして缶詰を作られているメーカーさんです。

 

みなさんもこのこだわりある缶詰を食べてみてください。

 

伊藤食品さんのホームページはこちら

伊藤食品公式オンラインショップ -AIKOCHANの美味しい缶詰-

 

缶詰料理王のオススメ缶詰

このさば味噌煮缶とツナ缶が特にお気に入りです。余談ですが、僕たちの結婚式二次会プチギフトにはこの金のツナ缶を選ばせていただきました。

個人的に今回のおまつりで気になったのはこのイワシ缶です。

清水食品|缶詰界のパイオニア、日本初のツナ缶を作った老舗メーカー

 

日本ではじめてツナ缶を作った会社でもある、清水食品さん。

清水食品さんなしでは、現在の缶詰の町・清水はなかったのかもしれません。

 

そんなツナ缶の元祖、清水食品さんはSABA缶シリーズなど、さまざまな味わいの缶詰を販売しております。

今回のおまつりで特に気になったのは、ジェノベーゼ風の鯖缶と、新宿中村屋さんとコラボした「サバカリー」です。

食べる前からワクワクする缶詰がたくさんです。

 

ホームページはこちら

清水食品株式会社 | まごころとおいしさの清水食品

 

缶詰料理王おすすめの缶詰

日本初のツナ缶清水食品さんのツナ缶

今回個人的に気になった缶詰

サスナ|ツナ缶に磨きをかける、焼津ブランド

海産魚の問屋からスタートしたというサスナさん。

鰹節・佃煮の製造を経て、昭和30年に缶詰の製造に専念され始めました。

 

地元・焼津港で水揚げされた鮪や鰹を原料に作られています。

 

特に写真にもある「ガーリックツナ」は、にんにくも国産を使っており、強いこだわりを感じます。

缶詰まつりでは試食をいただきましたが、にんにくの味わいがしっかりしており、ツナの旨みや香りとバツグンに合っていて美味しかったです。

 

また、地元の人に愛された「おりづるブランド」のツナ缶シリーズは、口コミで広がったプレミアムなツナ缶で、素材・製法・品質に拘られています。

 

そんな焼津ブランドを確立したサスナさんのホームページはこちら

株式会社サスナ

 

缶詰料理王おすすめの缶詰

焼津の魅力がたっぷりつまったツナ缶です。

国産にんにくを使ったこだわりのツナ缶もオススメです。

山梨罐詰|静岡の恵みを凝縮する名職人

こんな静岡の特産までも缶詰にできちゃうの?と、驚く缶詰がたくさんあるのは、山梨罐詰さん。

 

釜揚げしらす・桜エビが缶詰に!

これにはとても驚きました。

缶詰なので長期保存も可能…この企業努力には脱帽です。

 

そんな食材にこだわり、地元静岡の魅力を前面に発信するメーカー、それが山梨罐詰さんです。

試食でいただいたマッシュルームの缶詰は、フレッシュさを感じられるような味わいと食感!

気になる方はこちらの山梨罐詰さんのホームページをごご覧ください。

 

山梨罐詰ネットショップ

 

缶詰料理王おすすめの缶詰

やはり、しらすと桜エビでしょう。

この「焼きさばフレーク」も美味しそうと思い、思わず買ってしまいました。

こちらはしらすとセットになっています。

はごろもフーズ|代名詞“シーチキン”はツナ缶の代表

 

もはや誰もが聞いたこと・食べたことがあるのではと思う缶詰メーカーさんです。

後藤缶詰所としてその歴史を刻み始められた、はごろもフーズさん。

 

その後、清水に伝わる天女の羽衣伝説から、今の「はごろもフーズ」に社名を変更されたようです。

はごろもフーズさんといえば、「シーチキン」「シャキッとコーン」など、その代表作がパッと頭の中に浮かぶほど。

 

また、エスパルズプラザには缶詰市場なるコーナーがあり、前身である後藤缶詰所のパッケージで、明太子シーチキン®︎・バルサミコシーチキン®︎・鰹節シーチキン・三保サーモンが販売されていました。

 

 

 

はごろもフーズさんは、缶詰に関するさまざまな疑問にホームページで回答されています。

 

www.hagoromofoods.co.jp

 

缶詰料理王おすすめ缶詰

かねふくの明太子とシーチキン®︎が一度に楽しめたり、あまりないバルサミコのシーチキン。これはかなり気になります。

 

缶詰の魅力

 

これは料理人目線ですが、例えば魚を食べたいとなったとき、魚を捌くなどの下処理、加熱する時間がかかります。

そのときに、手やまな板が生臭くなったり、調理以外にも面倒くさいことがたくさんあります。

 

そんな"面倒くさい"を全て解決した状態で、常温で保存できて、かつ消費期限が最長3年あるという素晴らしい食材だと思います。

 

そして昨今は、いろいろな味わいが楽しめます。

また、からあげが缶詰になるなど、今までになかった缶詰が次々と登場して、企業コラボ缶詰が登場したり、その可能性は無限大だと感じています。

 

もはや、保存食を超えて「料理」となっていると思います。

 

 

なぜ缶詰は日持ちするのか

 

缶詰の消費期限が基本的に最長3年ですが、「保存料が入っているから長持ちするんでしょ?」と思う方も少なくないはず。

 

そして

保存料=体によくない

缶詰=体によくない

そんなイメージをもたれていると思います。

 

加工時に密封と加熱殺菌をしているので、基本的に細菌や微生物がいなくなり増殖しません。

そのおかげで、長期間保存ができるようになります。

栄養はしっかりとれて、保存料も入ってません。

(参考: 公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会)

 

栄養価豊富なさば・いわし等を使った缶詰が多く、積極的に摂りたいところですね。

 

さいごに

 

地震や台風等に備えて、水や非常食は備蓄している方も多いと思います。

そんなとき、缶詰は色々な味わいがあって、最長3年消費期限があって、やっぱり便利だなと思いました。

たまたま僕が缶詰料理でテレビに出演させていただいたご縁をきっかけに、あらためて今缶詰の魅力を強く感じています。

 

美味しいだけではなく、日常的な便利さから備えられる安心さまで兼ね備えている缶詰。

次のお買い物の際には、ぜひお近くのスーパーの缶詰コーナーをじっくりご覧になってはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

 


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