「サボイキャベツを見つけたけど、どうしよう?!」
出張料理人・缶詰料理王のガッキーです。
今回は洋食料理の定番「ロールキャベツ」を作っていきます。
ロールキャベツは、普通のキャベツを使ってもおいしくできます。
しかし、普通のキャベツだと煮込みすぎて崩れちゃうこと、ありませんか?
サボイキャベツを見つけたら、今日のごはんはロールキャベツだ!
皆さんはスーパーやデパートの生鮮コーナーなどで
「サボイキャベツ」
というキャベツを見かけたこと、ありますでしょうか?
この左上のシワシワのキャベツがサボイキャベツです。
ちりめんキャベツとも言われたりしますが、このキャベツを見つけたらチャンスです。
今日のごはんはロールキャベツにしちゃいましょう!
なぜならサボイキャベツは「煮込んでも煮崩れない」のが特徴なのです。
まさにロールキャベツのためのキャベツと言っても過言ではありません。
フランス・サボア地方(僕がフランスで修行していた地方)で作られてきたことから、この名がつきました。
フランスやイタリアでもメジャーなキャベツです。
もちろん普通のキャベツでも今回のレシピは作れます。
しかし、より美味しい本格的なロールキャベツを作りたいあなた。
ぜひ、サボイキャベツで作ってみてください!
それでは早速作っていきましょう!
サボイキャベツで作る【ロールキャベツ】の作り方
サボイキャベツ 1玉
合い挽きミンチ 300g
ベーコンスライス 5枚
しめじ 1/2パック
人参 1/2本
玉ねぎ 1/2玉
ミンチをこねる時の塩 3g(お肉の量の1%が目安)
ケチャップ 大さじ 1
トマトピューレ缶 330g(1缶)
水 300~400cc
サラダ油 少々
塩、ブラックペッパー 少々
作り方
しめじをマッシュルームで代用するのも良いですね。
ベーコンは出汁をとる要素としても、今回のレシピにおいて要(かなめ)なのです!
①キャベツを茹でる
キャベツがすっぽり入る大きさの鍋に水をたっぷり入れます。
スープくらいのしょっぱさの塩加減になるように、塩を入れて沸騰させます。
キャベツの芯をとんがりコーンのような形にくり抜きます。
しっかりと奥の方まで芯を取り除きます。
沸騰しているところに、キャベツを丸ごと入れます。
少しトングでキャベツをゆすってあげます。
そうすることで茹で上がると、キャベツの外側がすっと剥がれてきます。
剥がれたキャベツを冷水につけて荒熱をとります。
茹であがると外側からどんどん剥がれてきます。
この同じ要領でキャベツを茹でて、冷水にいれていきます。
だんだんと真ん中の部分だけになっていきます。
小さいところも引き上げて、冷水で荒熱をとります。
荒熱がとれたら、キッチンペーパーで水気をしっかりと切っておきます。
②中のミンチを下ごしらえする
玉ねぎはみじん切りにします。
人参もみじん切りにします。
まず薄くスライスし、千切りにします。
そのあと90度向きを変えて
千切りしたものを、みじん切りにしていきます。
しめじも細かくみじん切りします。
ボールにミンチ、塩3g、みじん切りにした野菜、ケチャップをいれて
粘り気が出るまでしっかり混ぜ合わせます。
③サボイキャベツで包む
包む前に、ワンポイントアドバイス。
キャベツの芯の出っ張っている部分を薄く切ります。
こうすることで包むとき、キレイな形に巻くことができます。
余った芯の部分も使いましょう!
甘味が出るので刻んで、一緒にあとで煮込むので取っておいてくださいね。
大きめのスプーンでミンチをすくって、真ん中より少し手前に置きます。
まず両サイドを折り込みます。
そのあと手前からくるくる巻いていきます。
最後まで巻き切ったら
ほどけないように、爪楊枝をさして固定します。
④煮込む
フライパンにサラダ油をいれて中火で熱し、ベーコンを焼きます。
ベーコンにキレイな焼き色がついたら、キャベツの芯をいれます。
トマトピューレ・水・下味程度に塩をひとつまみいれます。
ロールキャベツを入れて、沸騰させます。
沸騰したら弱火にして、蓋をしてまずは10分煮込みます。
10分経ったらひっくり返して、もう10分蓋をして煮込みます。
スープの味をみて、薄ければ塩・ブラックペッパーで調節します。
爪楊枝をとり、盛り付けて完成です。
仕上げにパセリがあると彩りがさらに良くなり、味も締まります。
⑤【番外編】真ん中の余ったキャベツでサラダ
もし、ベーコンとキャベツの真ん中の部分が多少余ったら・・・な
番外編レシピのご紹介です。
キャベツ・ベーコンは千切りにします。
フライパンにベーコン・ひとつまみの塩・オリーブオイルをいれて、弱火で熱します。
ベーコンが色づいてきたら、オリーブオイルと同じ量のお酢をいれて、沸騰させます。
一瞬沸騰したら火を止めて、ブラックペッパーをしてキャベツにかけて完成です。
「温製ドレッシングのキャベツサラダ」の完成です。
「ロールキャベツ」のポイント
ぴったり入るフライパンや鍋を選ぶ!
大きい鍋やフライパンで煮込むと、水やトマトを多く使わないといけなかったり、煮崩れる原因になります。
出来るかぎり、ぴったりサイズなフライパンや鍋で煮込みましょう!
食べてみましょう
それでは恒例の実食!
お肉の旨味が詰まっていてキャベツのシャキシャキがいいバランス。トマトの酸味があってサッパリ美味しい!
サボキャベツでロールキャベツまとめ
サボイキャベツは、生のまま食べると繊維を感じやすいのが特徴です。
そのため、煮込んだり焼いたりするのがおすすめなのです。
その中でも、ロールキャベツは本当に相性抜群な料理!
煮込んでも煮崩れない「サボイキャベツでロールキャベツ」ぜひ作ってみてください。
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