「旬の味覚を、パスタで。」
出張料理人・缶詰料理王のガッキーです。
ホタルイカとなばな、春のパスタ
まだまだ朝晩は冷え込みますが、それでも少しずつ暖かくなってきました。
春になると、いろいろな美味しい食材がでてきます。
今回は、そんな春の食材を使った「ホタルイカとなばなのパスタ」をご紹介します。
ホタルイカの「旬」は春
ホタルイカの旬は春です!
一年通して出回ってますが、やはり美味しいのは春です。
普段は新海にいますが、3〜5月の間は産卵のため海岸付近に集まってきます。
「なばな」と「菜の花」って違いがあるの?
もうひとつ、今回使う食材をご説明させていただきます。
よく頭の中で困惑するのが「なばな」と「菜の花」の違いですよね。
まず「なばな」は、花蕾や花茎、葉を食べる菜類の流通上の通称で、なばなという食物は存在しません。
菜の花とは、アブラナ科の黄色い花のことを指します。
一種類ではなく、アブラナ科全般を指すので、例えば小松菜もアブラナ科の仲間なので「小松菜の花」も菜の花になるのです。
つまり、
菜の花→黄色いアブラナ科の花
なばな→食べる菜類
ということです!
しかし、一般的な認識として、市場や農家さんの間ではこのように呼ばれているみたいです。
紙の束で巻いているのを、花蕾タイプのナバナ
ビニールの袋でパックされているのを茎葉タイプのナバナ
「なばな」の生産量全国1位は三重県!
なばなという名称は三重県でつけられて、現在では野菜名で全国区となりました。
三重県は全国の生産の30パーセントを占めており、全国1位です。
だから、あのイルミネーションで有名な、三重県長島にある「なばなの里」と名付けられてんですかね?
とまあ、なばなと菜の花の知識がついたところで、早速作り方にいきたいと思います。
「ホタルイカとなばなのペペロンチーノパスタ」の作り方
スパゲティー 160〜200g
ホタルイカ ボイル 100グラム
なばな 紙で巻いてあるタイプ 10本
ミニトマト 10個
にんにく 1かけら
輪切りトウガラシ 少々
オリーブオイル 少々
塩、ブラックペッパー 少々
作り方
パスタを茹でる用のお湯は先に沸かしておきましょう!
パスタの塩は必ず入れましょう!
水の量に対して1%(3リットルなら30グラムの塩)の塩を入れます。
もし計るのめんどくさいという方は、スープとして飲める濃さにしてください。
茹で汁の味が8割そのパスタの味になります。
↑パスタ記事にはおそらく毎回書かせていただいていますが、それほど重要なのです。
塩入れなくてもいいでしょ!と思わず、ここで味が決まると思っていただきたいです!
①材料をカットする
菜花は、1センチくらいの幅にカットします。
ニンニクはみじん切りにします。
②パスタを茹でる
沸騰しているところにパスタを入れます。
ペペロンチーノのソースは5分もかからず作れるので同時進行でパスタも茹でます。
パッケージの表記時間のマイナス2分を茹で時間に設定します。
今回使用したバリラのパスタは標準9分なので、7分茹でます。
パスタは茹で上がった後、フライパンでソースを絡める時間も茹で時間と考えます。
③ソースを作る
パスタを茹で始めたら、フライパンにオリーブオイルを大さじ1、ニンニク、トウガラシを入れて弱火で熱します。
ニンニクから香ばしい香りがしてきて、きつね色になってきたら、
ヘタをとったミニトマト、ホタルイカをいれて炒めます。
ミニトマトの皮が少し破れてきたら、なばなをいれます。
なばなの色が濃くなってきたら、
茹で汁をお玉2杯ほどいれます。
沸騰したら、弱火にし、パスタがゆで上がるのを待機します。
④ソースと和える
パスタが茹で上がったら、ソースに絡めていきます。
しっかりと絡め、
オリーブオイルを少々回し入れます。
水分を飛ばしていきます。
とろみがついて、フライパンを斜めにしても水分がたれなくなってくるまで飛ばしたら、ソースとパスタをしっかり絡めます。
味見をして、塩、ブラックペッパーで調整します。
- なぜ茹で汁を入れるのか?
- 乳化とは何か?
など、美味しいペペロンチーノを作るための解説をしています。
お時間ございましたら、下記添付の記事も合わせてご覧ください。
「ホタルイカとなばなのペペロンチーノパスタ」のポイント
水分を飛ばす!
水分(茹で汁)とオリーブオイルが半々の量で沸騰すると乳化します。
水分が多いと、オリーブオイルを多くいれないといけないうえに、スープパスタのように、シャビシャビになってしまいます。
味をパスタに染み込ませつつ、水分を飛ばし、オリーブオイルを乳化させてください。
フライパンを少し斜めにしたときに、垂れてこないくらいの水分量がポイントです。
より細かい説明は、こちらのペペロンチーノの記事で紹介させていただいております。
食べてみましょう
それでは恒例の実食!
ホタルイカの旨味とコク、トマトの酸味、ナバナの苦味がバランスよくて美味しい。
「ホタルイカとなばなのペペロンチーノ」まとめ
少し乳化するところが難しいかもしれませんが、水分の量をしっかり気をつけて作れば、失敗しません。
ホタルイカとなばな、春の旬の食材を使って絶品パスタを作ってみませんか?
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今回使用したパスタはバリラのパスタです。
我が家は常備しています。
もちもちした食感がたまりません。
▼ガッキーのその他パスタレシピはこちら