出張料理人のガッキーです。
スープを作ったとき
「甘みが足りないな」って経験したこと、ありますか?
「どうやったら甘みが引き出せるか」
僕も、料理人を始めた頃はよく考えていました。
そして、たどり着いた結果、ある調理法を取り入れたら、砂糖を使わず甘みたっぷりなスープに仕上げることができました!
その調理法は、「シュエ」というものです。
砂糖は不使用!素材の甘みを引き出す「シュエ」とは
シュエをすれば、甘みを素材から引き出すことができます。
そもそもシュエとは、弱火で素材から汗をかかせるように水分を出し、ゆっくり炒める調理法のことを言います。
詳しくはラタトゥイユの記事で説明しておりますので、こちらをご覧ください。
「シュエ」をしないと美味しくない?
もしこの「シェエ」をしなかったら?
素材の甘さを活かすことはできず、砂糖の甘さが先行するスープになってしまいます。
そうならないためにも、今回はシュエと水分を少なめに火を入れる方法を紹介しながら、甘みたっぷりで美味しい「かぼちゃスープ」の作り方をお伝えします。
それでは早速作っていきましょう!
【砂糖不使用】素材の甘さを活かした「かぼちゃスープ」作り方
ベーコン 5枚
玉ねぎ 1/2玉
かぼちゃ 1/4個
固形ブイヨン 1個
水 100cc
牛乳 300〜400cc
タイム 1本
塩、コショウ 少々
オリーブオイル 少々
生クリーム(あれば) 仕上げに少々
作り方
作り方はとってもシンプル!
かぼちゃを切るときは、ケガのないように注意してくださいね。
①材料をカットする
ベーコンは千切りにします。
玉ねぎは繊維に沿って、2ミリほどの厚さにスライスします。
かぼちゃは、種を取り、一口大にカットします。
②炒める
蓋付きの鍋に、オリーブオイルを入れて弱火で熱します。
ガッキーのおすすめオリーブオイルはこれ!
飲食店でも使用されていますが、普段使いしやすい価格で、お値段以上の品質です。
少し鍋が温まってきたら、ベーコンを入れて炒め、香りを出していきます。
ベーコンからいい香りがしてきたら、玉ねぎを入れて塩を1つまみ入れて、炒めていきます。
玉ねぎをゆっくり水分を出させながら、甘く炒めて(シュエして)いきます。
10〜15分ほど炒めて十分甘くなったら、かぼちゃ・固形コンソメ・塩1つまみ・タイム・水100ccを入れて、蓋をします。
蓋をしたら、弱火で15分ほど蒸し煮にしていきます。
このとき、かぼちゃは水に浸かっていませんが、心配いりません!
たまにフタを開けて焦げてないか確認して、混ぜてください。
15分ほどたったらフタを開けて、火が入っているか確認し、入っていたら木じゃくしで潰していきます。
もし火が入っていない場合はもう一度フタをして、蒸し煮で火を入れてください。
③仕上げ
かぼちゃに火が入って、木じゃくしなどで潰したら、牛乳と、あれば生クリームを入れて、
味見をし、コショウをして味を微調整したら完成です!
キメが細かいスープにしたいときは、ミキサーで細かくしてください。
仕上げにクルトンを作ってのせると更に美味しくなります。
クルトンの作り方は、こちらで紹介しています。
ぜひ、合わせてご覧ください!
砂糖を使わず作る、甘みたっぷり『かぼちゃスープ』のポイント
シュエをする
です。
玉ねぎを炒める時に弱火で、ゆっくり炒めます。
その際、必ず1つまみ塩を入れてください。
塩をすることで素材から水分が出てきます。
加熱でも水分を飛ばしているので玉ねぎの甘みが凝縮します。
塩をして弱火でゆっくり炒めましょう!
そして
極力少ない水分で、かぼちゃに火を入れる
です。
水分を入れるとやはり味が薄まってしまいます。
できる限り少ない水分を入れ、かぼちゃの水分を使いながら火を入れて甘く仕上げます。
フタをして蒸し煮にし、火を入れていきましょう!
このときも、塩をするのをお忘れなく!
シュエをするときと同じですね。
美味しいかぼちゃの見極め・選び方
最後に注意点があります。
素材を活かしきる調理法なんですが、火を入れても甘くないかぼちゃもあります。
そのため、かぼちゃをしっかり見極めましょう!
かぼちゃを見極めるにはここをチェックしましょう!
- ヘタの部分が乾いていてコルク状になっているもの
- ツヤがあり、色が濃いもの
- 種が大きいもの
- 重いもの
- そして旬の時期
(かぼちゃの収穫時期は夏から秋が多いですが、採れたては甘くなく、しばらく貯蔵庫で熟成、乾燥させます。なので冬の時期の方が甘いかぼちゃが多いです!)
ここを意識し、まずは甘いかぼちゃを選びましょう!
食べてみましょう
それでは恒例の実食!
かぼちゃの甘みで、甘いけどくどくない。かぼちゃがもっと好きになるスープ!
いかがでしたか?
普段使っている材料を少し炒め方、火の入れ方を変えるだけで、味が大変身します。
素材の味をしっかり活かし、甘みを引き出しましょう!
ぜひ『かぼちゃスープ』作ってみてください!
スープを作る際は、かぼちゃの見極めをお忘れなく!
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