「エルブドプロヴァンス」を使いこなす。

出張料理人のガッキーです。
今回はレシピのご紹介もしますが、その前に!
今回のレシピの肝である、ぼくの大好きなミックスハーブ「エルブドプロヴァンス」をご紹介したいとおもいます。
エルブドプロヴァンスって聞きなれないと何者?!感すごいですよね。
実はこの子、とっても使えるんです!
エルブドプロヴァンスとは
フランス・プロヴァンス地方で使われる、色々なハーブをミックスしたブレンドスパイスです。
主にタイム、ラベンダー、バジル、セイボリー、フェンネル、ローズマリー、セージ、マジョラムなどが入っています。
「エルブ」は、フランス語でハーブを意味します。
つまり、プロヴァンス地方のハーブという直訳になります。
アマゾンや楽天、大手スーパーなどで買うことができる、わりと身近にある存在なんです。
エルブドプロバンスに合う料理
基本的に、
- 調理前の下ごしらえでの風味付け
- 煮込み中
などに使うことが多いです。
あとは、オイルにつけて風味付けに使ったりもします。
そして、肉・魚・トマト系の料理と非常に相性がいいのも特徴です。
過去のレシピで、このエルブドプロヴァンスにぴったり合うレシピもご紹介しますね。
ラタトゥイユ
まずはこの「ラタトゥイユ」ですね。
なんといっても、エルブドプロヴァンスとトマトの相性が抜群です。
ミネストローネ
続いて「ミネストローネ」です。
バジルとの相性もいいので、さらにぐっと味が深まります。
イカのセート風
このブログの、記念すべき1記事目のレシピです。(今もなお、あえてまったく修正していません。)
こちらも南フランスの港町の料理。
エルブドプロヴァンスと合わないわけがありません。
鶏肉のトマト煮込み
もういいだろう、というくらいトマト料理推しですが、鶏肉のトマト煮込みにも入れてみましょう。
ハッセルバックポテト
ジャガイモとも相性抜群なエルブドプロヴァンス。
ポテトフライの仕上げや、このハッセルバックポテトを焼くときにふりかけると、グッと本格的な味わいになり、いい香りがします。
ポトフ
ポトフを煮込む時には、タイムやローズマリーなどを加えます。
よりいろいろなハーブが入ったエルブドプロヴァンスを加えると、深い味わいに変わります。
バーベキュー料理
BBQのときに肉料理にまぶして焼くと、とてつもなくいい香りが周囲に広がり、みなさんの胃をガッチリつかみます。
香りだけでお酒がすすみます。
豚肉のピカタ
卵にもピッタリ合います。
豚肉を焼く前にまぶしたり、卵に入れてみたりと、味わうタイミングを変えて楽しむこともできます。
砂肝のコンフィ
コンフィにするとき、油にいれて香りをつけて調理すると、かなり香りが良くおいしくなります。
そして今回はさらに!
エルブドプロヴァンスを使った新しいレシピもご紹介します。
その名も「豚肉とオレンジとトマトのエルブドプロヴァンスのブレゼ」です。
それでは早速作っていきましょう。
【お肉をさっぱり味わうレシピ】「豚肉とオレンジとトマトのエルブドプロヴァンスのブレゼ」の作り方
豚肩ロース肉ブロック 358g
トマト 2個
オレンジ 1個
玉ねぎ 1玉
にんにく 1かけら
エルブドプロヴァンス 5g
白ワイン 100cc
塩、コショウ 少々
オリーブオイル 少々
なばなやブロッコリーなどの青み 少々(今回は菜の花を6本ほど)
作り方
大きいトマトがあれば、1つでも大丈夫です。
今回は色味で菜の花を使っていますが、ブロッコリーなどの緑色のお野菜でも代用できます。
ブレゼとは、フランス語で「蒸し焼き」と言う意味があります。
白ワインと素材のもっている水分を使い、蓋をして蒸し焼きにします。
①材料をカットする
まずはオレンジの皮を香り付けで使うので、よく洗い、ピーラーで薄くむきます。
2〜3枚ほどあれば足ります。
(皮を入れすぎるとエグミが出て、苦くなってしまいます。)
皮をピーラーで2〜3枚取れたら、上下を包丁で切り落とし、
皮を剥きます。
皮を剥いたら、1センチほどの角切りにします。
他の材料はそれぞれ
- にんにく→薄くスライス
- トマト→一口サイズのくし切り
- 玉ねぎ1/2→みじん切り
- 玉ねぎ1/2→トマトと同じ大きさのくし切りに
菜の花やブロッコリーなどの青みは、食べやすい大きさにカットします。
豚肩肉は5センチほどの角切りに切ります。
切れたら、塩、ブラックペッパー、エルブドプロヴァンスをよくまぶします。
②焼いていく
フライパンを強火にかけて、オリーブオイルを大さじ1杯ほど入れます。
豚肉を入れて、キレイな焼き色がついたら取り出します。
取り出したら、フライパンはそのまま。
弱火にして、にんにくを入れます。
にんにくからいい香りがしてきたら、玉ねぎのみじん切りを入れます。
玉ねぎが少ししんなりしてきたら、くし切りの玉ねぎ、トマト、オレンジ、オレンジの皮を入れます。
塩、コショウをして全体に油を馴染ませたら、豚肉を戻し、白ワインを入れます。
強火で沸騰させて、アルコールが飛んだら、蓋をして弱火で30分ほど加熱します。
加熱が終わる3分ほど前に、菜の花などの青みを入れて、火を入れます。
火が入ったら味見をして、塩、コショウで味を整えたら完成です。
「豚肉とオレンジとトマトのエルブドプロヴァンスのブレゼ」の作り方ポイント
豚肉を焼いたフライパンは洗わない!
豚肉を焼いたとき、香ばしい味わいや油がフライパンに残っています。
この香りや旨味を野菜に移すために、フライパンはそのまま使いましょう!
食べてみましょう
それでは恒例の実食!

豚肉のジューシーさをエルブドプロヴァンスの香り、トマトとオレンジの酸味が爽やかにしてくれて、しっかり美味しいのにサッパリしてる!
まとめ
今回はエルブドプロヴァンスを使ったレシピと、相性のいいレシピをいくつかご紹介しました。
名前だけ聞くと難しい名前ですが、使ってみると料理が劇的に変化してすごく美味しくなります。
特にトマト料理やお肉、お魚を焼く時など一度ささっと「エルブドプロヴァンス」使ってみてください。
エルブドプロヴァンスの他にも、フレンチシェフの僕ガッキーがオススメする調味料や調理器具を別記事でご紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください!
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