煮込み料理を極める
出張料理人・缶詰料理王のガッキーです。
寒い日に食べたくなる、あったか煮込み料理。
フランスやヨーロッパの料理は加熱(煮込み系)の料理が多く、また種類も豊富にあります。
過去に煮込み料理を多数紹介していましたので、見やすいようにこちらでまとめてみました。
鶏肉系の煮込み料理
鶏肉は比較的安価で、煮込み時間も短く、簡単に作りやすいレシピが多いです。
鶏肉のバスク風煮込み
まず紹介したいのはこちらのレシピ。
南フランスはバスク地方の料理になります。
スペインとフランスの国境あたりにあり、トマトやパプリカを使う料理が多いです。
作り方も鶏肉を焼いて、トマトで煮込み30分ほど煮込んでできるのでオススメです。
コックオヴァン(鶏肉の赤ワイン煮込み)
フランスはブルゴーニュの定番料理、コックオヴァン(鶏肉の赤ワイン煮込み)です。
ブルゴーニュといえば、フランスのワイン生産地としても有名です。
ワインの産地だけあって、煮込み料理にもワインを使います。
もともとは硬い鶏肉を柔らかくする方法がないか模索していたとき、ワインならたくさんあるから、ワインで漬け込んでみるか!
・・・と半ばヤケクソで試してみたら、柔らかく美味しい煮込み料理に仕上がったという話もあるとかないとか。
赤ワイン煮込みは作り方は複雑ではありませんが、一晩赤ワインに漬け込む必要があるため、少し時間はかかります。
しかし、漬け込むことで柔らかさも増します。
ワインのコクもしっかり出て、いかにもフレンチっぽさが出てくる煮込み料理です。
鶏肉のビネガー煮込み
お次は鶏肉をビネガーで煮込む料理になります。
ビネガーで煮込むとすごく酸っぱい料理になるのでは?と思われた方もいるのではないでしょうか。
ビネガーやお酢は煮込むと強い酸味がとび、柔らかい酸味になります。
程よく酸味が残っているので、さっぱりとした仕上がりになります。
鶏肉のフリカッセ(鶏肉のクリーム煮)
フリカッセとは、ホワイトシチューのような料理になります。
※ホワイトシチューの原型のような料理です
こちらも、焼いて煮込むだけの簡単レシピ。
牛乳や生クリームを使うので、コクがしっかりしてボリュームも◎
かといって重すぎないのも鶏肉の煮込みのいいところです。
牛肉の煮込み料理
鶏肉より少し値段が高いことが多いですが、煮込み料理の定番といえば牛肉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ブフブルギニョン
呪文のような料理ですが、牛肉の赤ワイン煮込みです。
作り方としては、鶏肉の赤ワイン煮込みと同じになります。
ビーフシチューの原型になった、王道系の煮込み料理です。
牛肉のトマト煮込み
牛肉の煮込みが少し重いなという方は、こちらのトマト煮込みがオススメです。
特に夏など暑い時期にあっさり食べられて、スタミナもつく、とってもいい煮込みレシピです。
ビーフストロガノフ
ビーフストロガノフは煮込み料理に入れましたが、実はそんな煮込まない料理!
それくらい、手早く作ることができてオススメです。
牛肉好きのストロガノフ伯爵のために作られた料理(といわれています)なので、この名前がつけられたようです。
トマトのモツ煮込み
フランス料理やイタリア料理には、モツを使った料理がたくさんあります。
それを、より簡単にできるようにしたレシピです。
下茹でをして臭みをとり、トマトの酸味で爽やかに仕上げる一品です。
白ワインと合わせるのもいいですね!
豚肉の煮込み料理
牛や鶏肉とは違い、非常に味わい深く、香り豊かに仕上がるのが豚肉を使った煮込み料理の特徴です。
ポトフ
超定番どころのポトフです。
このレシピの特徴は、化学調味料一切なしで作るところにあります。
塩と、豚肉と、豚肉の加工品(ウインナーやベーコン)、野菜をゆっくりじっくり煮込み、旨みを最大限まで引き出すレシピとなっています。
たかがポトフ、されどポトフ。侮るなかれ!
豚肉と豆の白ワイン煮込み
ヨーロッパでは豆の煮込みが多くあります。
そんな豆と豚肉を白ワインで煮込んだ料理になります。
どこか懐かしい、フランスの家庭で出てくるようなそんな味わい深い豚肉の煮込みです。
豚バラ肉のビール煮込み
フランスのドイツの国境近くではビールを飲むことも多く、ビールで煮込む料理も存在します。
ビールで煮込むメリットは、炭酸なので肉を柔らかくする効果がある点。
さらにビールの苦味が柔らかくなり、甘味やコクに変わるのです。
意外性があるかもしれない一品、ぜひ試して欲しい煮込み料理ですね。
缶詰を使った煮込み料理
メイン食材に缶詰を使った煮込みを紹介していきます。
僕はTVチャンピオン極、缶詰料理王選手権で優勝しています。
缶詰料理ならお任せください。
缶詰を使うことで、時間をかなり節約できます。
アクアパッツァ
煮込み料理にいれようか悩みましたが、入れました。
アクアパッツァです。
缶詰を使うことで6分でできてしまいます。
生魚を触らなくていいので、手も魚臭くならないですし、いいこと尽くし。
コックオヴァン
先ほど鶏肉のところで紹介した、鶏肉の赤ワイン煮込み。
こちらの缶詰アレンジバージョンです。
鶏肉を使うと赤ワインで漬け込み、煮込むという時間のかかる工程がありますが、缶詰を使うと10分もかからずにできてしまいます。
野菜の煮込み料理
野菜を煮込み料理も少しご紹介。
ネギとベーコンの生姜クリーム煮
冬の時期におすすめがこの煮込み。
ネギの甘みが、クリームによってさらに感じられる煮込みになります。
ラタトゥイユ
最後にご紹介するのは、フレンチでもメジャーなラタトゥイユです。
玉ねぎ、ズッキーニ、なす、パプリカをトマトで煮込んだ南仏料理です。
ゆっくり炒めて野菜の甘みを最大限に引き出した、ガッキーの得意料理!
特に作ってほしい料理です。
まとめ
煮込み料理は難しい!と思う方も多くいらっしゃると思います。
時間はかかりますが、工程的にはさほど難しくありません。
寒い日にゆっくりコトコト煮込み、おうちで堪能してみましょう!
早く作りたい方は缶詰をつかいましょ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。